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地域ビジネスにおけるWEB活用のお話

24.09.02

接骨院には「安いから行く」という認識を変える

「接骨院は保険が使えるから安い」

「少し身体の調子が悪いから接骨院でほぐしてもらおう」

 

 

私も含め、かつてはこのような認識の市民がほとんどでした。

療養費の申請が厳しくなってきている昨今では、急性期の受傷以外では健康保険の適用はできません。

 

今までが異常なくらい安く受けられていただけなのですが、今でも「接骨院といえば安い」イメージで来られる方が多いかと思います。

 

その一方で、最近では施術家自身がSNSでこういった闇に触れているケースもあり、一般市民でも気づく人は増えています。

 

このような状況下ではあらかじめ発信することが重要だと考えています。

 

・保険が使えるケース

・保険が使えないケース

 

この2点をHPなどにハッキリと記載し、それを理解していただいた上で来院してもらうことで事前にトラブルを防ぐことができます。

 

それに加えて、保険適用にせよ、そうでないにせよ、本当に困っている方に施術を提供しやすくなるため、医療費が増大し財政を逼迫させている現状を改善する一助になると考えます。

 

「自費であっても、日頃の」

 

 

では、どのようなHPの構成にするか

早くに結果を出したいのであれば、LP(ランディングページ)形式を1枚用意するだけでも十分です。

 

1.未来の提示(通うことでどんな自分になれるか)

2.実績

3.共感

4.そのままにしておくことの危険性

4.驚きの事実

5.再教育

6.

7.オファー

 

ただし、昨今では同じような構成とデザインで組む治療院さんが増えているため、反応が低くなってきている現状があります。

 

例えば、こんな感じのホームページってものすごーく増えていませんか?※私が作成したサンプルです。

 

2010年代に登場し、ものすごく反応が良かったために全国で広まった治療院HPの型ですが、かつてのような反応は取れません。

 

お客様は基本的に「読まない」「信じない」「行動しない」のです。

昨今は広告にあふれすぎていて、かつITのリテラシーも昔より上がっているため、同じような手法は通用しなくなっていきます。

 

実際にお客さん目線で見ればわかりますが「同じような感じで違いが分からない」のです。

ぱっと見の印象だけで決めてしまいます。

 

 

頭に入れておくべきことは、どんな優秀な施作であってもいつかは廃れると言う事。

どれだけ良い商品でも、どんなに良い腕を持っていても、なぜか世に広まらない。

 

 

フィットネスブームと接骨院の新たな役割

近年、フィットネスブームが高まり、運動を通じた健康維持が注目されています。

 

これからもフィットネス市場は拡大が見込まれていますが、地方においてはまだ十分に普及していないことも事実です。

 

このような状況下で、接骨院が地域の健康を支える新たなアプローチとして、安価な運動施設を導入することが有効です。

 

実際、私が前職で関わらせていただいた先生方の中には「体を整えるジム」を併設して、運営されているケースが多かったです。

 

この形態の良い点は「治ったら来なくなる」ではなく「再発させないために日頃から通う」というお客様が増えていく点です。

 

パーソナルトレーナーとしての悩みに「数ヶ月のコースを終えたら卒業してしまい、また新規さんを探さなければならない」と言うものがあります。

 

これに対して、ダウンセルとして「安価なフィットネスジム」を同時に提供することで

「コースは終わったけど自分のペースでフィットネスは続けたい」という層を取り込むことができ、継続的な売り上げとなり経営も安定した事例があります。

 

例えば、chokoZAPのようなシンプルかつ低価格なフィットネス施設のモデルを取り入れ、さらに柔道整復師が常駐することで、他のフィットネス施設との差別化が図れます。これにより、利用者はただ運動するだけでなく、身体のケアを専門家のサポートを受けながら行うことができます。

 

 

初期投資と資金調達の手段について考える…

もちろん、新たな施設導入には初期投資が必要です。

私もゼロから事業を立ち上げた身ですので、なかなか新しい設備投資をする体力が無く「費用」は大きな悩みです。

 

この点については、日本政策金融公庫の新規開業資金を活用できます。

事業計画を作り込むことで、

※自己資金不要の要件もありますが、実際にはある程度のキャッシュが無いと貸してくれないケースが多いそうです。

 

地域密着型のサービスを提供する接骨院にとって、これらの支援制度は非常に有効な手段です。

 

 

 

まとめ

2025年以降、大きく変化する問題に対処するためには、地域の健康を支える新しいアプローチが必要です。

治療院が中心となり予防医療を推進することで、地域の人々が「自分で自分を整える」習慣を身につける一助になると考えています。

 

フィットネスブームを活かし、柔道整復師の専門性を取り入れた運動施設の導入は、地域全体の健康を守るための鍵となるでしょう。

プロフィール

TakahiroFukui
TakahiroFukui売上安定化サポーター
TACO Design Labo代表の福井です。
消防→民間企業を経て、WEB関連事業を開業。社会人野球選手兼トレーナー兼WEB事業運営者。Googleマップでの集客やSNS運用代行、Youtubeサポート、WEBサイト制作を提供しています。

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